根拠ある看護実践を習得するための学習システム

1e-learning(ナーシング・スキル日本版)の導入

基礎看護技術習得支援、根拠ある看護実践を習得する事を目的とし、2019年度よりe-learning(ナーシング・スキル日本版)を導入しています。全病院職員に個別のユーザーID、パスワードを付与し、ネット環境下(研修センターにWi-Fi環境を整えています)においてPCやスマートフォンから看護業務基準・手順が閲覧可能です。集合教育時に手順の映像を視聴したあと演習を行い、その後ナーシング・スキルでテストを行うことで知識や技術の定着を促すツールとして活用しています。

 

2)医療手技センターの設置

様々なシミュレーターを配置し、基本的な医療技術向上や熟達に向けたトレーニングが可能です。物品の貸し出しも行っており、各看護単位での利用も可能です。

 

3)自分で選択して学習計画を立てる

自らキャリアビジョンを考え、研修スケジュールを“自分”で計画していきます。ラダーレベル毎の必須研修と専門・認定看護師等による専門研修(選択研修)をセルフマネジメントすることで、前進する力を生み出します。

 

4)集合教育(Off-JTOff the Job Training)と分散教育(OJTOn the Job Training)との連動

院内教育は集合教育(Off-JTOff the Job Training)と分散教育(OJTOn the Job Training)とで行っています。集合教育とは、看護の各領域に共通して必要な看護実践能力を身につけるため、対象者を一堂に会して行う形態です。分散教育とは、配属された看護単位で必要とされる疾患・治療・看護や強化したい教育内容について部署で指導を行う形態です。

OJTOff-JTの関係は自動車運転講習の学科と実技のようなものです。学科で交通ルールや標識等の意味を学び、それを路上で発揮できるようにするというのに似ています。どちらも重要な要素であり、欠かすことはできません。

日常業務の中で日々学ぶOJTだけでなく、少し現場と距離を置き、学習に専念できる場をつくることは、自分自身の振り返りにも繋がります。部署内だけで知識や経験を共有するだけでなく、他部署のスタッフから新たな刺激を受ける機会になります。

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